ネゲブの流れ―455― 2017/5/21
「だが、知恵の正しいことは、そのすべての子どもたちが証明します。」
-ルカ7:35-
二千年前に先駆者ヨハネが現れ、その後救い主のイエス様が現れたことは預言の成就でした。神の言葉は正しく確かです。しかし神から遣わされたヨハネにしても、神の子であるイエス様にしても、語ったことがすべての人に受け入れられたわけではありません。人は本当に頑なです。私達も様々な人々に御言葉を語って来ましたが、その心の頑なさを感じます。この箇所から励ましと示唆を頂きたいと思います。
①神の言葉は語る人に左右されない。―イエス様はヨハネのことを女から生まれた者の中で一番すぐれていると絶賛しました。確かに彼は生まれる前から聖霊に満たされ、失敗談もなく、厳格な悔い改めの説教を語り、最後はヘロデの罪を断罪し殺されるという義人でした。そのような義人が語っても、信じない者たちがいました。特にパリサイ人や律法学者たちは、神のみこころを拒んだのです。語る人が立派でも、聞く人が素直でなければ御言葉は信じられないのです。
②神の言葉は語る方法に左右されない。―ヨハネは厳しく罪を指摘して悔い改めを求め、義なる神の厳しさを現わしました。悔い改めないと滅びると。それに対してイエス様は神の優しい愛を語り、実際に罪人と食事をしてその愛を現わしました。しかし律法学者たちはこのどちらの伝道方法に対しても、踊らず泣かずの無反応でした。ヨハネを悪霊つき、イエス様を食いしん坊の大酒飲みとののしって、頑なままでした。
③神の言葉(知恵)は絶対的に正しい。―人が信じるか信じないかにかかわらず、神の言葉は絶対的な真理です。信じた神の子たちによってその正しさは実体験されます。イエス様が「すべての子どもたちが証明します。」と言われた通りです。まず私達が信仰生活を通してその正しさを証明しましょう。そして私達が関わっている方々もその正しさと恵みに預かれますように。知恵は正しいのです!誰が何と言っても!