<ネゲブの流れ> ―464― 2017/7/30
- Kotomi Kani
- 2017年7月30日
- 読了時間: 2分
「信仰のひと触れ」ルカ8:43~48
「だれにも直してもらえなかったこの女は、イエスのうしろに近寄って、イエスの着物のふさにさわった。」 ―ルカ8:44-
人生57年しかも数々の苦難の中を生き抜いて来た私が言えるのは、人生で最も価値あるのは、神様への信仰だということです。「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。」(へブル11::6)とある通りです。信仰が一番大事だと考えて来た私ですが、この箇所の長血の女は「あなたの信仰があなたを直したのです。」とイエス様に褒められており、すごい女性だなと思います。彼女の信仰に学びましょう。
①イエス様の力を引き出した信仰。―長血の女はイエス様の着物のふさに触っただけで、イエス様の了承のない中で癒されました。彼女のひと触れがイエス様の癒しの力を勝手に引き出したのです。普通イエス様の癒しは「癒して下さい」と求められてから「そうしてあげよう」という了承のもとで行われます。ですから彼女の信仰はすごいものした。神様が答えざるをえない信仰という言葉がありますが、それ以上です。
②苦難と信仰の成長。―何が彼女の信仰をそのように成長させたのでしょうか。それは12年も続いた長血という病、多くの医者の悪質な治療と病の悪化、全財産の喪失という苦難のゆえでした。長血は汚れているということで差別もされました。頼りの医者にも騙され、もうイエス様だけが頼りでした。ここしかない、これしかないという切実さがイエス様の力を引き出す信仰を生み出したのです。
③うしろからのひと触れとは?―なぜ彼女は前回のヤイロのようにイエス様の前にひれ伏してお願いしなかったのでしょうか。それは長血に対する人々の偏見のゆえでした。人目が集中する中でお願いしようにも、その前に誰かにとがめられてしまうでしょう。あるいは人目が気になってイエス様の前に出ることがはばかられるでしょう。私達は自他の癒しのために、根拠のない変な偏見から解放されていなければなりません。イエス様は切実な信仰を喜ばれます。うしろからでもひと触れを!
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