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<ネゲブの流れ> ―489― 2018/1/28

  • 執筆者の写真: Kotomi Kani
    Kotomi Kani
  • 2018年1月28日
  • 読了時間: 2分

「内側のきよめ」ルカ11:37~41

「とにかく、うちのものを施しに用いなさい。そうすれば、いっさいが、

あなたがたにとってきよいものとなります。」 ―ルカ11:41―

 数年の一度の寒波が日本列島を覆っています。年なのか私も体調不良になりその寒波に苦しんでいます。昔から人は自分達を苦しめて不幸にするものを寒さでも災害でも悪と考えて、そこからの解放つまりきよめを求めて来ました(節分など)。この箇所のユダヤ教の習慣の一つ「きよめの洗い」も同様でした。「きよめの洗い」はばい菌の除去とともに儀式を守ることで災いの除去の祈願をも意味していました。しかし本当の意味で苦しみから解放されて幸せになるには外側ではなく内側のきよめが必要ではないでしょうか。イエス様の言葉に学びましょう。

 ①外側からの災い。― 人の不幸の原因となる、病気、けが、失業、親族の死などは外側からの災いです。しかし現代は福祉や技術の進歩により、外的な災いを乗り越えて幸せを手にする方々が増えています。パラリンピックの健闘者や不幸な境遇から成功者などです。その体験談を聞いて思うのは、内側つまり心が強い方々だということです。

 ②内側のきよめ。― 外側からの災いに負けない強い心とはどのような心でしょうか。それは心の向きが自分向きでない心です。自分向きの心は、自己憐憫と恨みと嫉みなどの暗い感情に陥らせ、心のエネルギーを消耗させます。しかし自分向きから解放された心は、一見災いと思えることを自分の成長の糧とし、与えられたものに感謝しながら生きて行ける前向きな心です。いわゆるプラス思考です。罪とは自己中心だと言われますが、その果てがパリサイ人の強奪と邪悪なのです。

 ③施しの生活はいっさいをきよめる。― イエス様は内側のきよめの方法として施しを勧めました。施しは金銭でも労力でも施すことにより、心を自分向きから他者向きにします。持てる物を施すとともに、心の中から欲や怠惰が出て行きます。また外側からはお返しや良き人間関係も巡って来ます。内も外もきよめられ、祝福続きです。与える幸い!

 

<今週の予定>

・29日 (月)Pm6:00~ 学習クラス(小、中学)         

・30日 (火)Pm6:00~ 学習クラス(小、中学)

・31日 (水)Pm3:30~ 学習クラス(中学)

・2月1日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会

・  毎日   Am6:00~6:30 早天祈祷会

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