<ネゲブの流れ> ―529― 2018/11/11
「この世を越えて」Ⅰコリント7:29~31
「世の富を用いる者は用いすぎないようにしなさい。この世の有様は過
ぎ去るからです。」 ―Ⅰコリント7:31―
最近「すべては過ぎていく」という寂しい感覚を味わうことがよくあります。60代を前にして体力、知力の衰えを感じること、また両親の最期が近いことが影響していると思います。この箇所でパウロは、この世には終わりがあり、その「有様は過ぎ去る」とはっきり言っています。振り返ると、これまでの私は目先の諸問題にあくせくし、悩みも多かったように思います。もっと超越的生き方がありそうです。
①この世の有様は過ぎ去るという認識。― 自分の命も他の人の命も、所有物も、建造物も、山や川さえも、いつか無くなります。最近の災害が教えてくれた通りです。医学や技術の進歩や治安の良さが、穏やかな生活の永続という誤解をもたらしたのかもしれません。この世のすべてのものは過ぎ去り、いつか無くなります。過ぎ去ることのないのはイエス・キリスト=神様だけなのです。この認識が大事です。
②持てるものに左右されない生き方。― 「妻のある者は妻のない者のように」「買う者は所有しない者のように」と、パウロは巧みな表現で教えてくれています。これは、持てるものに左右されない、こだわらない、頼らない、支配されないということです。こだわっていると失った時や変質した時に大打撃を受けます。家族も財産もお金も地位も名誉も過ぎ去るもの、あってもなくても…、必要な分だけ…、という気持ちで。必要なものは神様が備えて下さっていますから。
③人生の悲喜交々を乗り越えた生き方。― 先日過去を振り返ってあまりの暗さに落ち込んだことがありました。パウロの言葉「泣く者は泣かない者のように、喜ぶ者は喜ばない者のように」も名言だと思います。この世の悲しみや喜びは永遠からしたら、大したことはありません。それらは永遠の喜びをもたらすために、神様が用意されたものだからです。この世にあって、この世を越えて、歌いつつ歩む幸いな人生を!
今日は収穫感謝会ということで、フルーツ持ち寄りでフルーツケーキを作りました!
おいしくいただきました。
<今週の予定>
・12日(月)Pm6:00~ 学習クラス(小、中学)
・13日(火)Pm3:00~ 幼児英語 Pm6:00~ 学習クラス(中、高)
・14日(水)Pm3:30~ 学習クラス(中学)
・15日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・毎日Am6:00~6:30 早天祈祷会