<ネゲブの流れ> -531- 2018/11/25
「ですから、もし食物が私の兄弟をつまずかせるなら、私は今後いっさ
い肉を食べません。 それは、私の兄弟につまずきを与えないためで
す。」 ―Ⅰコリント8:13―
先週も考えましたが、日本は偶像に満ちた国です。聖書の説明からも歴史の事実からも私の体験からも、偶像は罪や悪霊と結びついており、世におごり高ぶりとしいたげをもたらしてきました。罪から救われたクリスチャンは偶像に要注意です。初代教会時代のエルサレム会議でも、異邦人が避けるべきことの一つとして「偶像に供えた物」があげられました。コリントの教会でも話題になり、パウロが手紙の中で良き指針を述べています。パウロの主張に聞きましょう。
①高ぶった知識の間違い。― コリントのクリスチャンの中に、このような理屈を主張する人々がいました。唯一の神が存在するだけで偶像は実際にはないのだから、偶像に供えた物を食べても問題はないと。この理屈は知識かもしれませんが、愛ではありません。こんなものは紙に過ぎないと聖書を踏みつけた牧師を知っています。驚きとともに傷つきました。聖書は確かに紙ですが、書かれている言葉はいのちです。
②良心が弱い人とは。― この箇所でパウロは何度も「弱い良心」「弱い人」「その人の良心は弱い」という言葉を使っています。パウロが言う「良心が弱い人」とは、それまでなじんで来た偶像崇拝を心から悔いている人だと思われます。弱くて悪いのではなく、良心が弱いとは「良心が敏感である」と考えた方が良さそうです。知識があると言って高ぶっている人達へのパウロの反論と思われます。
③あるべき姿勢。― パウロは「今後いっさい肉をたべない」と言っています。それは良心が弱い人をつまずかせないためです。この姿勢はどちらも愛からです。神への愛と人々への愛。偶像に満ちた日本において、偶像やその供え物に対する姿勢をきちんとすることが、救霊につながる愛です。本質的なつまずきを与えないために!
<今週の予定>
・26日(月)Pm6:00~ 学習クラス(小、中学)
・27日(火)Pm3:00~ 幼児英語 Pm6:00~ 学習クラス(中、高)
・28日(水)Pm3:30~ 学習クラス(中学)
・29日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・毎日Am6:00~6:30 早天祈祷会