<ネゲブの流れ>―567― 2019/8/18
「献金の命令」Ⅰコリント16:1~4
「あなたがたはおのおの、いつも週の初めの日に、収入に応じて、
手もとにそれをたくわえておきなさい。」 ―Ⅰコリント16:2―
キリスト教の真理は楕円であり焦点が二つあると言われます。信仰と行為、教理と実践、神への愛と隣人愛など、二つが分離できず密接に関係しているわけです。その観点からパウロは信仰即行為、教理即実践、神への愛即隣人愛の人でした。教理的なことを述べた後16章に入って実践的な献金の命令をします。献金は隣人愛の一つで神への愛の現われでもあります。パウロの命令から献金について考えましょう。
➀献金は必要がある所へ。― 当時ユダヤ地方でききんがあり、エルサレムのクリスチャン達が困窮していました。パウロはそのためにガラテヤの教会やコリントの教会に献金を命じました。献金は隣人愛の実践ですから、困っている人がいてしかもそれが信者である場合には献金する必要があります。
➁献金は几帳面な準備と愛の祈りを込めて。― パウロは自分が行ってから献金を集めるようなことがないように、毎週日曜日に手もとにたくわえておくようにと命じています。これは前々からよく祈って気持ちを込めて準備したほうがよいということです。「不意に、大いそぎでなされることで、りっぱになされたためしがない。」(カルヴァン)
➂献金の額は収入(祝福)に応じて。― パウロは献金の額を「収入に応じて」と言います。収入は働きに対する神様からの祝福です。その祝福の収入に応じて献金額は決めればよいのです。定額でもなく、他者との比較でもなく、神様への感謝の思いを持って額を決めましょう。
④献金を届ける際の愛の配慮も大事。― パウロは献金をエルサレムに届けるにあたって、コリントの教会員の承認を得た人々に手紙を持たせて派遣すると言っています。献金したコリントの教会員の気持ちを代弁できる人々を派遣しさらに手紙もつければ、献金は額以上の励ましとなるでしょう。献金に愛の配慮を加え、有効な隣人愛の実践を!
<今週の予定>
・19日(月)Pm6:00~ 学習クラス(小学)
・20日(火)Pm2:30~ 幼児英語、預かり
・22日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・24日(土)Pm5:00~ 学習クラス(高校)
・毎日Am6:00~ 早天祈祷会