<ネゲブの流れ>―574― 2019/10/6
「苦しみと慰め」Ⅱコリント1:3~6
「神は、どのような苦しみのときにも、私たちを慰めてくださいます。」
―Ⅱコリント1:4―
「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の本当の味はわからない」という有名なゲーテの言葉があります。人の意に反して人生には苦しみがつきものです。この手紙の著者パウロは、回心の際イエス様から「わたしの名のために、どんなに苦しまなければならないか」と宣告されました。その通り、彼は広範な宣教活動とともに厳しい迫害を受け続け最期は殉教しました。そのパウロの「苦しみと慰め」に関する言葉を学ぶことは、苦しみに対処する際の良き助けになることでしょう。
➀苦しみには必ず慰めがある。―パウロは先の手紙(Ⅰコリント10:13)で、「神は真実な方ですから、あなたがたを耐えることのできないような試練に会わせるようなことはなさいません。試練とともに、脱出の道も備えてくださいます。」とも言っています。これはパウロの経験であるとともに、苦難を耐えた多くの人の経験でしょう。私も度々窮地の救いを経験しましたが、それは神の手や神の使いだったのだと思います。
➁苦しみは神様を知るチャンスである。―脳性麻痺の詩人水野源三さんの詩に、「もしも私が苦しまなかったら 神の愛を知らなかった」という言葉があります。苦しみの中で神様を信じたクリスチャンはとても多いです。さらにパウロは、死を覚悟するような圧迫の中で死者をよみがえらすことのできる神様により頼み、救い出されたと言っています。そのような経験をしたパウロからしたら、難しい苦難とは自分の力の限界を知り神様に頼るために与えられたもの、と言えそうです。そう思うと、過去の数々の苦しみが神様の愛のしるしに思えて来ます。
➂使命のために苦しむ者と。―パウロはコリントの信者にも神様のため苦しみを負って欲しいと願いました。必ず神様からの慰めと救いが伴うからと。訓練のための苦しみを経験した後は、使命達成のためにあえて苦しみを負う者となりましょう。現代は問題山積みの社会です!
<今週の予定>
・7日(月)Pm6:00~ 学習クラス(小学)
・8日(火)Pm2:30~ 幼児英語、預かり
・9日(水)Pm3:30~ 学習クラス(小学)
・10日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・12日(土)Pm3:30~ 学習クラス(高校)
・毎日Am6:00~ 早天祈祷会