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<ネゲブの流れ>-599-2020/4/12

「平等」Ⅱコリント8:10~15

『今あなたがたの余裕が彼らの欠乏を補うなら、彼らの余裕もまた、あなたがたの欠乏を補うことになるのです。こうして、平等になるのです。』 Ⅱコリント8:14―

イースターおめでとうございます。今年のイースターは、新型コロナのために内輪で迎える人が多いでしょう。世界規模のこの試練は、社会や個人の実情を露わにし、変化や変革をもたらすことでしょう。キリストの復活が契機となって広がったキリスト教は、当時の世界に「平等」な社会=キリスト教会を作りました。新型コロナ対策として様々な支援が求められ提供されている今、「平等」について考えてみましょう。

➀人の心は「平等」を希求する。― コリントの教会の人はエルサレム教会の窮状を耳にした時、他の教会よりも先に献金の意志を持ちました。しかも喜んでしようとしました。人は自分より困っている人を見ると助けたいと思います。これは人の心に「平等」を希求する思いがあるからです。逆に不平等に抗議して戦うのも「平等」希求の思いからでしょう。

➁「平等」は働き人によって実現する。― パウロは公正な人で、地中海世界に広がっていた当時のキリスト教会内に「平等」な社会を実現しようとしました。それは余裕のある者が困窮している者の欠乏を補うことによってです。彼は情報を提供し献金を集め届ける働きを担いました。献金は富者が貧者に強要する時、平等どころか権威構造を作ります。状況を正確に見極め「平等」を図る真の働き人が求められます。

➂神は人を「平等」に扱う。― 神は創造と賜物において「平等」です。荒野で与えられたマナが「多く集めた者も余らず、少し集めた者も不足しなかった」のは、神が平等に与えて下さったからです。すべての物は神様からの賜物で「平等」を実現するため与えられています。緊急事態の中で普段以上に、医療や経済支援や教育などの「平等」を求める声が強くなっています。富める権力者の余裕が貧者の欠乏を補い「平等」が実現するように。それがイースターの恵みであり再臨の備えです!

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西阿知キリスト教会​

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