<ネゲブの流れ>-600-2020/4/19
- Kotomi Kani
- 2020年5月11日
- 読了時間: 2分
「働き人の心がけ」Ⅱコリント8:16~24
『それは、主の御前ばかりでなく、人の前でも公明正大なことを示そうと考えているからです。』 ―Ⅱコリント8:21―
COVID19の感染者数の増加とともに緊急事態宣言が全国に及び、困難な状況にある人が増えています。感染者の病苦、医療従事者のハードワークと危険性、自粛業者と労働者の経済的困窮など多方面の困難が蔓延しています。この状況下で主からクリスチャンに求められている働きがあることでしょう。パウロはエルサレム教会の経済的困窮に対して、異邦人教会から献金を集めるという働きを任されました。パウロとその同労者の姿勢から、主にある働き人の心がけを学びましょう。
➀従順、熱心、自発性。― 困難者が直接支援を求めていたり、支援の協力要請があったりした場合、すぐに応じる従順さ、その働きへの熱心さ、そして自ら進んで行動する自発性が必要です。パウロ自身がそうだったと思いますが、その弟子のテトスもそうでした。支援の求めの多い時です。主にあって、用いられましょう。
➁非難されることがない公明正大さ。― たとえ熱心に良い働きをしたとしても、陰に不正や腐敗があったら、すべての働きが無駄になります。パウロはそのことをわきまえており、特に献金という金銭関係の働きであるので、「誰からも非難されることがないように」また「人の前でも公明正大」を心がけていました。そのためにこの働きを一人ではなく、テトスと他の二人を加えて複数人で行ないました。実際、献金を横取りするという嫌疑を言い出す人もいたようです。
➂主の栄光と自分の誠意を目的とする。― 人に疑われ非難されるようになるのは、自分の益を求める時です。パウロが言っているように、エルサレム教会への献金募集の働きは「主ご自身の栄光のため、また彼らの誠意を示すため」でした。どんな働きでも成果が大事ですが、成果とともに野心が忍び込んで来ます。野心に注意しないと公明正大は保てません。謙遜に忠実に!リアルタイムの困窮者の支援者に!