‹ネゲブの流れ›-615-2020/8/16
- Kotomi Kani
- 2020年8月15日
- 読了時間: 2分
「祝祷」Ⅱコリント13:11~13
「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがたすべてとともにありますように。」 ―Ⅱコリント13:13―
私達は会話や電話、手紙、SNSなどで様々な人と交流します。その交流の最後が喧嘩や怒り、叱責になった場合はあまり気持ちよくありません。それで多少の不満は寛容に流して、相手への祝福で終わるように心がけます。パウロも手紙の中では厳しいことを書いて来ましたが、最後は優しく愛に溢れた祝福の言葉と祝祷で締めくくります。私達もこのパウロの言葉と祝祷に預かり、神様から祝福を頂きたいものです。
➀個人的信仰の祝福。― パウロは「喜びなさい。完全な者になりなさい。慰めを受けなさい。」と言います。どんな時でも神様の恵みを数えて喜んでいることは、クリスチャンの特権です。完全な者とは信仰と聖さ、正しさ、愛において成長しキリストに似た者となるということです。慰めも喜びと同じように神様から十分注がれています。行動をストップし静かに振り返る時に、くすしい支えや守りに気づかされ、慰められます。
➁兄弟愛の恵み。― 個人的信仰の祝福は、クリスチャン同士の一致と平和という兄弟愛の形になって現れます。クリスチャンと言っても個性があり相違点は多いです。しかしキリストを信じる、賛美する、キリストの栄光を求めるという点では一致でき、一つ心を保てます。もし争いが起こっても、この一致点に戻るなら心の結びつきが回復し、平和が保たれるはずです。平和保持には赦しや寛容などの愛が必要です。
➂祝祷(祝福の祈り)。― これは礼拝の祝祷に使われている祈りの言葉です。仲介者なるキリストの恵み、そして神の愛、聖霊の交わりがコリントの信徒達とともにあるようにと祈っています。パウロは、彼らが信仰の完全を目指し、兄弟姉妹との平和が保たれている時、愛と平和の神がともにいて下さるとも言っています。彼はコリントの信徒が罪から離れ、神の臨在の中で祝福されて歩むことを願い祈りました。私達もその祈りに預かって、溢れる祝福の中を歩めますように。アーメン!