‹ネゲブの流れ›-638-2021/2/7
「白い衣を来た人たち」黙示録7:9~17
「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです。」 ―黙示録7:14―
コロナ禍の厳しい状況下、ほとんどの人が頑張り、踏ん張り、我慢していると思われます。なぜそれができるのかと言うと、この状況を乗り越えて息をつける時が来ると信じているからでしょう。目標や希望は、頑張る力の源です。黙示録7章は、額に印を押された者が神の御座の前で体験する祝福と慰めの様子が示されています。これは終末期の厳しい状況を耐え忍ぶ原動力となります。その恵みを頂きましょう。
➀御座と小羊の前に立つ幸い。― 上級国民という言葉がありますが、神の御座と小羊の前に立てるのは、超…超上級国民です。原罪を持った人間の中から選ばれて、聖く義しい神の前に立てるのですから。その数は数えきれぬほどで、勝利の印のしゅろの枝を持って大声で賛美します。「救いは神と小羊にある!」 御使いも加わり大合唱と。「賛美と栄光と知恵と感謝と誉れと力と勢いが、永遠に神にあるように!」
➁御座の前で受ける祝福。― 彼らは聖所で昼も夜も神に仕えます。これは真善美の神と深く交われるという、知的霊的情的至福の時です。上にはいつくしみの幕屋が張られ、飢えも渇きも太陽の炎熱もありません。過酷だった地上の歩みを慰めるかのように、小羊が牧者となって「いのちの水の泉」に導いてくれます。そして何より、神が目の涙をすっかりぬぐい取ってくださいます。地上の苦労が報われる幸いな時です。
➂御座の前に立てる者。― それは大きな患難から抜け出て来た者で、衣(=行い)を子羊の血で洗って白くした(聖められた)者です。パウロが言うように「神の国にはいるには、多くの苦しみを経なければ」(使14:22)なりません。義を求める人は生涯迫害続きですが、負けてはいけません。また苦しみは、罪を顕わにし十字架の贖い求めさせ、実際に聖めます。地上の安楽さと安易な赦しには要注意です。聖さを求め患難を耐え忍ぶこと!超…超上級国民として御座の前に立つために!
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