‹ネゲブの流れ›-698-2022/5/8
「赤い衣と白い衣」黙示録19:13~14
「その方は血に染まった衣を着ていて、その名は「神のことば」と呼ばれた。」 ―黙示録19:13―
本日は母の日です。私が小学生だった50年前には学校で全員に造花のカーネーションが配られ胸につけました。母親がいる子は赤で、いない子は白だと聞きましたが、幸い白の子はいませんでした。この配布には未亡人の団体が関係していたようですが、それとは別に、この赤と白の対比からは血=命、誕生と死、聖なる恐れが連想されます。今日の箇所にも、騎士の赤い衣と、白馬や軍勢のまっ白な衣という赤と白の対比が出て来ます。赤と白に注目しながら天国の備えをしましょう。
➀白馬の騎士の衣は血に染まっていた。― 赤の中でも血の色の赤は衝撃的でドキッとします。血を見て倒れる人もいますが、血が命に関係しているからでしょう。騎士はキリストで、衣を染めた血は十字架上で流されたキリストの血と考えられます。今私達を苦しめている悪魔を最終的に退治される方が、ご自身の犠牲の血で染まった衣を着ておられるとは。キリストの血の犠牲で赦された身。なぜ犠牲を惜しむのでしょうか?
➁白馬の騎士の3つ目の名は「神のことば」。― 聖書は神のことばと言われ、ヨハネ1:1「ことばは神であった。」からキリストが神のことばであることがわかります。キリスト教の聖典は旧新両約聖書ですが、新約を合わせることで聖書66巻が神の血で書かれた神の命がけのことばとなったと言えます。血の衣を着た騎士の名が「神のことば」である奥義。聖書への信頼を堅くし、真剣に本気で御言葉に聞きいものです。
➂真っ白な、きよい麻布を着た軍勢。― 先頭に立つ騎士の衣が赤いのに対して、つき従う軍勢の衣は白です。黙示録7:14で天国の小羊の前に立つ聖徒達は「患難から抜け出て来た者たちで、その衣を子羊の血で洗って、白くした」とあります。白い衣は正しい行ない(19:8)です。私達の衣=行ないは白くなっているでしょうか。そのためにキリストは血を流しました。「真っ白、きよい」という言葉の前にきよめの不足を自覚する私です。また母の日のカーネーションの赤がキリストの血と重なり、キリストのための苦しみが足りないことを申し訳なく思います。
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