‹ネゲブの流れ>-736-2023/2/19
「40年の時を経て」ヨシュア記2:22~24
「主は、あの地をことごとく私たちの手に渡されました。そればかりか、あの地の住民はみな、私たちのことで震えおののいています。」 ―ヨシュア 記2:24―
人生の問題解決には「時」という概念が必須です。短気な人は「時」を考えず今の惨状が過大に見えて絶望に陥りやすいです。しかし少し忍耐して待てると状況の好転を見ることができるものです。「時が解決する」とか「祈りの答えには時がある」とか言われる通りです。カナンの地に遣わされた偵察隊の言葉が40年前とヨシュア記の今では全く変わり、恐れる側が交代しました。「時」と「信仰」について考えましょう。
➀偵察隊について。― 40年前はモーセによって各部族から1人ずつ12人の偵察隊が遣わされました(民数記13章)。その中にヨシュアとカレブがいて彼らは勇敢で信仰的でした。しかしあとの10人はカナンの地は豊かだが町は堅固で住民は強そうで攻め上れないと尻込みしました。偵察隊は恐れたのです。しかし40年後の今はヨシュアによって2人の偵察隊が遣わされ、彼らはラハブの家にはいりカナンの住民の震えおののく様子を聞き、土地獲得が可能だとの良い報告をしました。
➁40年の時を経た変化。― 40年前の不信仰が原因でイスラエル人は荒野を放浪することとなり、不信仰だった世代は息絶えました。モーセすらカナンの地に入れず、世代交代したヨシュア率いる民は信仰的行動を期していたことでしょう。訓練と反省から来る信仰の成長。偵察方法も、見るだけでなくカナン人ラハブから聞くという幅を広げています。カナン人からしても40年を経ると出エジプト以外の脅威の業を見聞きし、強そうだったカナン人が逆にイスラエル人に震えおののくようになっていたのです。時を経た後の多面的変化が勝利へと繋がりました。
➂時を振り返り感謝し、時の流れに期待する。― 私の40年前は大学卒業後1年働いて神学校に入学した年です。結婚子育て離婚、病と癒し、救われた人々との出会いなどから、恵みの数々に感謝するものです。弱さが強くされたか?謙遜になれたか?善の概念が構築されたか?祈っている人が救われたか?まだ途上ながら時を支配する神に期待して成長と祝福を求めて行くつもりです。時は状況を反転させる!
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