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‹ネゲブの流れ>-750-2023/5/28

「黙々と…」ヨシュア記6:8~11


「私がときの声をあげよと言って、あなたがたに叫ばせる日まで、あなたがたは叫んではいけない。あなたがたの声を聞かせてはいけない。また口からことばを出してはいけない。」 ーヨシュア記6:10ー


 エリコは堅固な城壁を持つ難攻不落の町でした。そしてエリコの戦いは奇跡によって城壁が崩れて勝利するというまさに“主の戦い”でした。悪の城壁が堅固に張り巡らされているような日本の政治宗教の状況の中で、正論を唱える者は無力な弱小勢力にしか思えません。しかし正しい者弱い者の味方である歴史の神がおられ今のこの状況を見ておられることを覚えたいと思います。エリコの戦いの一日目を学びましょう。

 ➀角笛を持った七人の祭司と主の契約の箱。― 戦いの初日です。七人の祭司が七つの角笛を持って進み角笛を吹き鳴らします。そのうしろに主の契約の箱が進みます。武装した者はその前後を進むのですが、これは軍事的行進というよりも宗教的行進です。主の契約の箱は神の臨在、角笛の音は神への祈りと解放の宣布を表しています。クリスチャンは神の臨在の中祈りつつ義の勝利を目指して、今の悪との戦いに出て行かなければなりません。主の戦いの初日は始まっています。

 ➁町のまわりを回る、進むだけ。― ヨシュアにしてもその命令を受けた祭司や民にしても、ただエリコの町のまわりを回って進むだけとは強い信仰が必要でした。心の中には「ただ回ってどうなる?」という疑問が起こりそうです。しかしヨシュアは直接主の声を聞いており、祭司や民はヨシュアの言う通りにヨルダン川がせきとめられたのを見ています。彼らは主への強い信仰を持って一度だけ町を回りました。私達も「これをしてどうなる?」と思うことでもこつこつと続けましょう。信仰を持って。    

 ➂黙々と…。― 民へのヨシュアの命令です。「時の声をあげよと言って、あなたがたに叫ばせる日まで、…叫んではいけない。…声を聞かせてはいけない。…口からことばを出してはいけない。」 角笛の音だけがする静かな行進です。初日一日、黙々とただエリコの町のまわりを回って進んだだけ。翌日も翌々日も同じ繰り返し。“黙々と”“こつこつと”の繰り返しでも七日目という時が来ます。時が来たらエリコの堅固な城壁は神の奇跡により崩れるのです。人生は主の戦い。信仰の歩みを!


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