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‹ネゲブの流れ>-817-

「レビ人の町々と放牧地」ヨシュア記21:1~3


「それで、イスラエル人は、主の命令で、彼らの相続地から、次の町々とその放牧地とをレビ人に与えた。」

                           ーヨシュア記21:3ー

 「歴史に残らないような行為が 世の中の善をつくっていく 名もなき生涯を送り、今は訪れる人もない墓にて眠る人々のおかげで 物事はさほど悪くはならないのだ」(ジョージ・エリオット) 今、兵庫県議会の百条委員会が全国民の注目を集め、県議と県民の善が問われています。先の言葉は社会の善は凡人により保たれているということですが、全国に散らされたレビ人がイスラエルの善を支えました。学びましょう。

 ➀相続地が与えられなかったレビ人。― レビはレアによるヤコブの第三子。妹ディナの事件でシメオンとともに残虐行為をし、父ヤコブにとがめられイスラエルの中に散らされるとのろわれました(創世記49:7)。しかし金の子牛事件後レビ族はモーセに従ったのでのろいは祝福に変わり、聖所の奉仕に召集されささげ物に預かることとなりました。主がレビ人の相続地とされ、のろいと祝福の両意味で相続地はなし、でした。 

 ➁イスラエルの中に散らされる。― レビ族には他部族のような部族まとまっての相続地ではなく、他部族の中に分かれて住むべき町々と家畜のための放牧地を与えるようにと、主がモーセに命じました(民数記35:2)。それを記憶していたレビ人の一族のかしらたちが祭司エルアザルとヨシュアと他部族のかしらたちの所に来て、町々の提供を申し入れたのです。それでレビ諸氏族に各地の48の町が与えられました。

 ➂散らされた地での聖なる働き。― レビ人の働きは幕屋やささげ物に関する聖なる働きでした。「あなたのみおしえをイスラエルに教えます。…あなたの御前で、かおりの良い香をたき、全焼のささげ物を、あなたの祭壇にささげます。」(申命記33:10)。彼らには散らされた地で主の善を保つ大切な働きがありました。クリスチャンも世の光、地の塩。かの百条委員会でも義の先鋒を持った議員は目を引きます。置かれた場で御言葉に従って義を行ない、主を礼拝し続けることは意味深いことです。レビ人の分散は自身の善とイスラエル全体の善を保ちました。信者が少ない孤独を嘆くよりも、そこでできる小さな善にやりがいと喜びを!


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