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<病のいやし>-1-「環境と考え方」

 「主は激しい流れのように来られ、その中で主の息が吹きまくっている。」(イザヤ59:19)は、西阿知キリスト教会の今年の御言葉です。

 この御言葉は、精神病が癒され睡眠薬や精神科通院が不要になった2012年によく口ずさんでいた御言葉です。それで今年の年賀状にこの御言葉を入れて、「20年間の精神病の原因は牧師のハラスメントと精神科の間違った薬物療法でした。」と書きました。しかし、この原因は環境的要因です。20年間精神科に通院し10数人の精神科医に出会いましたが、何人か尊敬できる精神科医もいて、いくつか印象的な助言がありました。「あなたは薬ではなく、心のフィルターが細かいだけ。」「ジタバタしないこと。」「急がないで状況や感情の変化を待った方がいい。」 そして、癒される前年に診てもらった大西睦美医師の「あなたは薬とかではなく、環境と考え方。」との助言は、的を得ていました。

 12年前には、バジレア・シュリンク著「変えられたいあなたに」で45個の罪性(わがまま、神経過敏、ねたみなど)のチェックをして心が元気になりました。考え方に変化が起きたのです。その頃、一つのハラスメントからは逃れましたが、もう一つのハラスメントについては、どうしたらいいかわからない状態で12年間向き合っても解決できず、心に深い傷を負ってしまいました。

 最近その傷の癒しが必要だと気づいて祈り始め、デボーションの手引き「荒野の泉」(3月18日)から示唆を頂きました。十字架上のキリストが平和を保っていたというのです。不当な扱いをうけても、正義の怒りも、いらだちも、復讐心も持たず、高価な忍耐を保ったと。私にも、考え方のさらなる変化と成長が必要なようです。環境のせいにして感傷的な抗議ばかりしていても、問題は何も解決しないとわかりました。細かすぎるフィルターを何とかする、恐れや不安の感情に動揺せず平静を心がける、そして何よりも神の助けを求めて祈る。それは、心を強くする、フロイトの言う「自我を強くする」ということでしょうか。

 考え方が環境を作ることもあるようで、考え方を変えないと、病んだ時と同じハラスメントの環境を再び自分の周りに作ってしまうようです。それも最近、身近な人間関係から気づきました。そのことは、次回書きます。(2024.5.3)


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