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<病のいやし>-2-「考え方を変える―恐怖感と人依存」

 「主に身を避けることは、人に信頼するよりもよい。」(詩篇118:8) 

 多くの霊想書に、困難の時には人に助けを求めるよりも主に祈り求めよ、とあります。私はこれができず人依存が非常に強く、人に聞いてもらい助けてもらい生きて来ました。そのため身内以外の人に対して、関係が悪くなることを恐れてNOと言えない所がありました。そのような関係を続けて来て最近気づいたのが、相手が私を軽く見ているということです。人依存が強いと軽く見られ、従属的に利用され、いつしかハラスメントの対象にされるようです。ハラスメントが続いた訳です。

 また最近、人に頼らないで生活してみようとやってみて気づいたのは、私の恐怖感の異常な強さです。日々の生活の中で、物が壊れるなどのトラブル、怖い動物との遭遇、怖い人の叱責などを体験すると強い恐怖感に襲われます。体が震えるなどの身体症状と思考の混乱などの精神症状が現れ、パニック状態になります。調べた所、このようなパニック症状の軽減には人依存が有効らしく、それもあって私の人依存が形成されたのかもしれません。おそらく、恐怖感の強さは、幼少期に体験した怒る父親の怖さが影響していると思われます。私の記憶は薄れていますが、姉の話ではかなり怖かったようです。子供の頃は今よりももっと怖がりで、内気で人に声もかけられない、あがる、どもる、無口、男の人は特に怖い、犬も怖い、鬼太鼓の鬼も怖い。怖い物だらけでした。物が壊れる恐怖感は、やはり物を壊した時に父にひどく叱られた体験からだと思われます。

 最近、自分の恐怖感を客観的に観察して、恐怖感が気分の落ち込み、意欲低下、さらに自罰感という苦しい精神状態をもたらすことに気づきました。この状態について、精神科医たちが「ジタバタしない」「状況や感情の変化を待つ」と助言してくれたのでしょう。中学時代、テストでミスをし100点を逃す恐怖感と自罰感から勉強していたことにも最近気づきました。最も怖いのは、自分の感情の落ち込みなのです。いわゆるHSP(Highly Sensitive Person)です。

 以上、自分の周りにハラスメントの環境を作らず元気で過ごすには、人依存から神依存に変え、恐怖感は時が経てば薄れるとして忍耐することのようです。これが「考え方を変える」です。次回は「怖かった父を赦す」。(2024.6.22)


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