〈ネゲブの流れ> -554-2019/5/12
「愛は真理を喜ぶ」Ⅰコリント13:6
「不正を喜ばずに真理を喜びます。」 ―Ⅰコリント13:6―
本日は母の日です。その起源は今から110年前アメリカのある教会の教会学校からです。アンナという女性が優しく偉大だった母アンをしのんで記念会を行ない、白いカーネーションを贈りました。その活動はアメリカ全土に広がりましたが、後にアンナは母の日の商業ベース化とも戦いました。母の愛を思いながら、本物の愛について考えましょう。
①愛は不正や悪を喜ばない。― 愛とは単なる優しさではありません。愛情深い親や先生は時に大変厳しいです。それは子供が不正や悪に落ちて行かないためです。不正つまり悪とは人を害して自分が得をしようとする行為、あるいは自分の思い(欲望や恨み)を遂げるために人を害する行為です。悪を行なえばその悪は自分をも害します。愛は自分も人も害せず幸せをもたらすものであり、不正や悪とは相容れません。
➁愛は真理を喜ぶ。― 本物の愛は自分も含めてすべての人の幸せを求めます。自分や自分の家族だけの幸せを求めるのは簡単です。不幸な人から目を背ければいいからです。しかしすべての人の幸せを考える時には、先人の知恵を学んだり自分の心を整えたりして、結局は真理探究の過程となります。私も不幸な人を助けたいと様々な活動をして来ましたが、生半可な知識ではどうにもなりませんでした。それこそ真理の体得者となる必要がありそうです。
③愛は不正、悪と戦うことになる。― 愛は不幸な人を助けます。不幸は誰かや何かの悪がもたらすものです。それは暴君的な親やリーダーという人であったり、差別的社会制度や組織のしくみだったりします。まず被害者自身が戦っています。その戦いの原動力は他の被害者のためだと言います。戦いの勝利のためには、相手の悪の正体を見抜くことと自分の中から恨みや憎しみといった悪を除く(=愛に生きる)ことが大事です。無我夢中で子供を守る母の愛を思い、社会に幸せをもたらしうる私達でありたいものです。まず人を害することをやめて…。
<今週の予定>
・13日(月)Pm6:00~ 学習クラス(小)
・14日(火)Pm2:30~ 子供英語・預かり
・16日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・18日(土)Am10:30~ 学習クラス(高)
・毎日Am6:00~6:30 早天祈祷会