<ネゲブの流れ>―577― 2019/10/27
「喜びのために働く協力者」Ⅱコリント1:23~24
「私たちは、あなたがたの信仰を支配しようとする者ではなく、あなたが
たの喜びのために働く協力者です。」 ―Ⅱコリント1:24―
十戒の第五戒に「あなたの父と母を敬え。」とありますが、これは上の権威を恐れ敬うことの大切さと、上に立てられた者の責任を教えています。教師でも親でも子供に正しいことを教えて、それが素直に聞かれる場合はいいですが、反抗して聞かない、さらには教師や親を攻撃して来る場合には大変苦労します。パウロは神の教会というもっと重大な責任を負いながら、コリントの信徒達の罪の問題で苦労腐心しました。罪や間違いの中にいながら反抗して来る、難しい人への関わりについて、パウロの姿勢から学びたいと思います。
➀権威を用いた叱責。―Ⅰコリントへの手紙も罪を責める厳しい手紙でしたが、それがもとで問題が大きくなり、そのためにパウロは叱責のための訪問をし、さらに厳しい内容の「悲しみの手紙」を送りました。これらの厳しさは、もちろんコリントの教会を思う真実な親心からでした。
➁距離と時間を取る思いやり。― 本気の叱責は、叱責する側にも痛みが伴います。叱ること自体にエネルギーが要り、叱った後は結果や相手の痛みに気をもみます。次章1節で「悲しませることになるような訪問は二度と繰り返すまい」とあり、パウロの痛みがわかります。彼は予定を変更してコリントへ行かないでいましたが、それは反省する時間と距離を取るという思いやりからでした。叱責を聞けなかった者に対してあきらめず時間を取り、待てる寛大さ。痛みを負う愛。難しいのに…。
➂支配者ではなく喜びのために働く協力者として。―最近は親も子供を支配してはいけないと言われます。パウロも支配して従わせて悔い改めさせるのではなく、聖霊の導きの中で自ら気づいて悔い改めに至るようにと願っていました。神のみこころに添った悔い改めは赦しと救いの喜びをもたらすからです。それは信仰の恵みです。信仰に立つ彼らが、叱責→悔い改め→喜びに! 神に期待するパウロの信仰!
<今週の予定>
・28日(月)Pm6:00~ 学習クラス(小学)
・29日(火)Pm2:30~ 幼児英語、預かり
・30日(水)Pm3:30~ 学習クラス(小学)
・31日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・11/2日(土)Am10:30~ 学習クラス(高校)
・毎日Am6:00~ 早天祈祷会