<ネゲブの流れ>-587-2020/1/5
「すべてはあなたがたのため」Ⅱコリント4:10~15
『すべてのことはあなたがたのためであり、それは、恵みがますます多くの人々に
及んで、感謝が満ちあふれ、神の栄光が現われるようになるためです。
―Ⅱコリント4:15―
二年前、映画「地の塩、山室軍平」を見ました。その中に一人の女児が軍平に「なぜ自分を助けたのか。」と尋ねる場面がありました。軍平は「人が笑うと自分もうれしいですよね。愛です。」と答えました。さてパウロは激しい苦難を生きた使徒でしたが、この箇所からは彼がいつも死に近い状態だったとわかります。しかも自分には死、あなたがたにはいのちと皮肉りながらも、すべてはあなたがたのためだと愛の宣言をしています。苦しみが嫌いで、人のために苦しむどころか苦しみを人のせいにして来た私達。パウロに学び、私達もまた「地の塩」になれたらと。
➀恵みがあふれるには死のような犠牲が必要。― キリスト教は犠牲と恩寵の宗教です。キリストの十字架が祝福の土台です。キリストの告白だと思いますが、イザヤ53:11に「彼は、自分のいのちの激しい苦しみのあとを見て、満足する。」とあります。一粒の麦の例えも同じです。不幸蔓延のこの時代、死の犠牲を払う人がどうしても必要です。
➁死は自分と他者にキリストのいのちを明らかにする。― パウロは死を覚悟するような苦難の中で度々、内なるキリストのいのちを経験しました。私も肉体的限界や人の裏切りや孤独を通して、内なるいのちの力を経験しました。苦難を生き抜いた人の証は本人ばかりか多くの人をいのちへと導きます。たとえその人々が苦難を負えなくてもです。
➂恵みの広がりと満ちあふれる感謝と神の栄光を求めて。― パウロが目指したのは、恵みがますます多くの人々に及んで感謝が満ちあふれ神の栄光が現われることでした。そのためには死のような苦しみも厭わなかったのです。最近、自分を引いて他者の祝福を祈る祈りは答えられると実感しました。自分を捨て、苦しみをも厭わず、多くの人々に恵みが広がるため励みましょう。そこに、神の栄光が現われます!
<今週の予定>
・7日(火)Pm2:30~ 幼児英語・預かり
・8日(水)Pm3:30~ 学習クラス(小学)
・9日(木)Pm7:30~ 聖書研究祈祷会
・11日(土)Pm3:30~ 学習クラス(高校)
・毎日Am6:00~ 早天祈祷会