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‹ネゲブの流れ›-612-2020/7/26

「霊的親心」Ⅱコリント12:14~18

「ですから、私はあなたがたのたましいのためには、大いに喜んで財を費やし、また私 自身をさえ使い尽くしましょう。」 ―Ⅱコリント12:15

「死の日は生まれる日にまさる。」(伝7:1)とありますが、父の死には考えさせられることが色々あります。なぜ慎ましく生活し遺産を残したのか?自分でもっと使えば良かったのに…、親心だったのか?と不思議でなりません。ちょうど今日の箇所には、パウロのコリントの教会に対する親心が述べられています。私達も自分より若い年少者に信仰を伝えるには、霊的親心が必要です。パウロに学びましょう。

➀親心の求めるもの。― 親は子供より上の立場にあるため、間違った支配や搾取が起こりがちです。しかし本来親とは、子供を立派な大人に育てる務めを持った者です。霊的にはパウロが言っているように、「求めているのは、持ち物ではなく、あなたがた自身」ということです。親心の目指す所は、たましいの成熟した信仰者養育です。

➁親心の覚悟。― 昔出産が命がけだったように本当の親心とは、パウロのように財も自分自身も使い尽くす覚悟です。彼は「選ばれた人たちのために、すべてのことを耐え忍びます。」(Ⅱテモテ2:10)、「あなたがたのために受ける苦しみを喜びとしています。」(コロサイ1:24)とも言っています。自分の成功のために苦しみに耐えるのは容易かもしれませんが、他者のために忍耐するとか苦しむというのは大変なことです。私は一応子育てが終わり、後は霊的子育てが残っている気がしています。パウロにならい、財も自分も使い尽くす覚悟でありたいと。

➂親心の表れ。― パウロの親心は高尚過ぎて、コリントの信徒達に誤解されました。私達の回りにもそのような親心があるかもしれません。あまりに厳し過ぎるとか優しさが足りないとか。それを見分けるには、騙し取るとか欺くとかの有無が鍵となります。親心は嘘・偽りのない真実なものです。私達も騙したり欺いたりせず、真実に年少者に接したいものです。それによって、キリストの弟子が沢山誕生しますように!

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