‹ネゲブの流れ›-616-2020/8/23
『イエス・キリストの黙示』 黙示録1:1~3
「イエス・キリストの黙示。これは、すぐに起こるはずの事をそのしもべたちに示すため、神がキリストにお与えになったものである。」
黙示録1:1
コロナ感染が続いている今年は、多くの人にとって先が読めず計画も立たない年となっています。すべてが神の手にあることを思う時に、神の言葉である聖書に聞くことは有益です。特に終末の時代を迎えているので、黙示録の学びが最適かと思わされます。「黙示」とは「覆いを取り除くこと」です。祈り心をもって学び、覆われた中から真理を発見し、目の開かれた確かな歩みができたらと思います。
➀イエス・キリストの黙示である。― 題は「ヨハネの黙示録」となっていますが、人間ヨハネが考えたものではありません。神がキリストに与え、キリストが御使いを遣わしてヨハネにお告げになった言葉です。ですから真理であり、必ず実現する言葉です。またイエス・キリストに関する黙示という面もあります。福音書や書簡では、キリストの愛が記されていましたが、黙示録では力強い審判者の姿が示されています。
➁黙示は緊迫感をもたらす。― 黙示は、「すぐに起こるはずのことを…示す」とあります。また「時が近づいているからである。」ともあります。終末を考えるということは、今日かも、明日かも、という切羽詰まった感覚です。あるいは、今示されたことを今することで、明日や未来が変わるという、緊迫した感覚です。まだ実現していない再臨が時々刻々と近づいています。眠っていてはいけません。主に会う用意をしなくては。
➂黙示を朗読し、聞き、心に留める人は幸いである。― 黙示録は象徴的であったり、恐ろしい出来事があったり、理解が難しく混乱しやすいです。しかし「起こるはずの事を示す」わけで、事実と照らし合わせると何が起きているのかが明らかになりすっきりします。また心に留める人々は幸いであるというのですから、必ず祝福があるはずです。世の人が迷う中でも、祝福をもたらす、真理の光となれますように!