‹ネゲブの流れ›-622-2020/10/4
「初めの愛、初めの行ない」黙示録2:4~7
「しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。」 ―黙示録2:4―
秋になり受験期が近づき、恒例の中学校の学習ボランティアが始まりました。私は数学担当ですが、初回は生徒の力試しで褒めることが多いです。できるか様子を見て、できたら「それでいい!合ってる!」と褒めます。それが回を重ねるうちに徐々に厳しくなり、「それができないと受験で点数取れないよ!」となります。主からエペソ教会に語られた言葉も同じで、最初は褒め言葉でしたが、今日の箇所では厳しい叱責となっています。私達もともに、主の叱責の言葉に耳を傾けましょう。
➀初めの愛から離れた状態。― エペソ教会は入り込んでいた自称使徒の偽りを見抜き、教会の正統性を保っていました。しかし「初めの愛から離れてしまった。」と非難されています。教理的正しさや熱心な活動は大事ですが、愛が欠けたら無意味です(Ⅰコリント13:1~3参照)。主への愛が冷たくなっていないか?隣人への愛が冷めていないか?隣人が滅ぶということを真剣に受け止めているか?自問自答を。
➁悔い改めの勧めと警告。―主は厳しいです。「どこから落ちたかを思い出し、悔い改めて、初めの行ないをしなさい。」と言われます。さらに悔い改めないなら燭台を取りはずしてしまう、つまり教会がなくなると言われます。この厳しい警告の言葉の前に、私も色々振り返りました。生ぬるさ、怠惰を迫害のせいにしている、間接的伝道活動のみでやっている気持ちになっている、…など。立ち返って、やり直しです。
➂勝利を得る者はいのちの木の実を食べられる。― 最初の人アダムは善悪の木の実を食べてしまい、「いのちの木の実」まで食べて永遠に生きないようにと楽園を追われました。彼らから遠ざけられた「いのちの木の実」が私達に与えられるという特権です。条件は勝利を得ることですが、従うならば勝利は約束されています。初めの愛、初めの行ないに戻りましょう。勝利といのちの木の実=永遠の命を目指して!