‹ネゲブの流れ›－624－2020/10/18

「世俗化した教会」黙示録２：１２～１７

「だから、悔い改めなさい。もしそうしないなら、わたしは、すぐにあなたのところに 行き、わたしの口の剣をもって彼らと戦おう。」

　　　　　　　　　　　　　　　　―黙示録２：１６―　

　七つの教会の三つ目、ペルガモ教会です。この教会は世俗化した教会と言われますが、最近の日本の教会もそうかもしれません。私が入信した頃と比べると、信仰の基本が崩れ、世に取り入る形の伝道がなされ、倫理道徳も低下しているように思えます。ペルガモ教会に語られた言葉は、現代の教会にも語られていると言えます。耳を傾けましょう。

　➀外的環境。―　ペルガモは総督府や最高裁判所や大図書館がある政治と権力の町でした。またゼウス、アテネ、アスクレピオスなどの偶像の神殿があり、皇帝礼拝も盛んでした。まさにサタンの王座がある町でした。この環境下ではキリスト教信仰の保持は困難で、殉教者アンテパスが出ました。日本も侵略戦争をした権力誇示の国であり、偶像と天皇崇拝の国です。日本の伝道が難しいのは、当然かもしれません。

　➁内的誤謬と腐敗。― 権力と偶像という外的困難下で、教会存続に有効な方法は数的繁栄です。信者増加のためにチェックを甘くしたり、信仰的妥協をしたりで異端が入りました。バラムの教えとは職業的偽預言者バラム（民数記２２章）のように教会内に偶像崇拝と不品行を持ち込むものです。ニコライ派とはそれに従って不道徳を容認する人達です。最近の教会の牧師の劣化というか、特権意識と高慢には困っています。平気で嘘をつき、差別もします。当然不道徳も入り込んでいます。

➂悔い改めなさい。―　これは間違った教えを奉じている人達だけでなく教会全体への命令です。悪を看過せず共に悔い改めなさいというのです。私は御名のために嘆きながら教団の間違いを指摘しています。教団が頑なで私の言葉を拒むので、主が口の剣をもって戦いに来られるように思えます。しかし勝利と隠れたマナと新しい名が書かれた白い石の約束があります。世俗化した教会の再生を祈願し、微力奮闘！