‹ネゲブの流れ›—625—2020/11/1
「目をさましなさい」黙示録3:1~6
「あなたは、生きているとされているが、実は死んでいる。目をさましなさい。そして死にかけているほかの人たちを力づけなさい。」―黙示録3:1~2
昨晩トルコ沖で地震があり、黙示録の七つの教会があった地域が大変です。今回はその五つ目、サルデス教会です。この教会には褒め言葉はなく叱責のみで、しかも「死んでいる」との厳しい叱責です。福音は命をもたらすはずなのに「死んでいる」とは、教会の資格なしです。かつて私も信仰が死んでいた時がありました。ところが目をさまして教会に戻ったら教会もまた死んでいたのです。主の言葉に耳を傾けましょう。
➀サルデス教会の問題。― サルデスは内陸部の難攻不落の要害を持つ富裕な町。二度の戦禍と一度の大地震を経験しながらも民の気質は自信過剰、自己満足、怠惰でした。信仰もいい加減、不熱心で迫害や異端の攻撃にも値しませんでした。死の眠りをむさぼっていたのです。教会史的には宗教改革後のプロテスタント教会を表し、政治権力と結びついた死んだ正統主義の教会です。明確な改心のない信仰です。
➁目をさましなさい。― 洗礼を受け名前はクリスチャンでも信仰が死んでいては天国に入れません。主は、受け、聞いたことを思い出して悔い改めなさい、悔い改めなければ盗人のように来ると言われました。私は8年前、1ヶ月間毎日必死で悔い改め続け滅びを免れました。今になって解るのは、私の信仰を死に誘い込んだ牧師達の信仰こそ死んでいたということです。結婚目的で洗礼を受けた人やクリスチャン二世が多いです。知的には福音の専門家、皆悔い改めて欲しいものです。
➂衣を汚さない信仰生活を。― 「死んでいる」サルデス教会にも幾人か主に褒められる人がいました。汚れた死臭、死汁の中でも衣を汚さなかったつまり惑わされなかったのです。小川氏は「永田町で正気を保つのは戦い」と言いました。私達も死臭蔓延のキリスト教会の中でも、まっとうな信仰を保たねば。名がいのちの書から消されないために!