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ネゲブの流‹れ>-802-2024/5/26

「娘にも相続地を」ヨシュア記17:3~6


「マナセの娘たちが、彼の息子たちの間に、相続地を受けたからである。」

                       ―ヨシュア記17:6ー


 先週袴田事件の再審で検察は死刑を求刑しました。長く無罪を訴えて来て今は拘禁による妄想性障害を患っている袴田さんと、ずっと支えて来た姉秀子さんの気持ちを思うと悲しくなりました。この世で権力を握る者は弱者の訴えや言い分を握りつぶしますが、神様は違います。マナセ族が二箇所で相続地を得たのは主の憐みゆえ。学びましょう。

 ➀ヨルダン両側に相続地を得たマナセ族。― 先週学んだようにマナセ族はその力でヨルダン東側のギルアデとバシャンの地を戦い取りました。広い地域だったのでマナセ族には十分だったはずです。しかしマナセ族はヨルダン西側にも相続地が与えらます。それは娘だけで息子が生まれなかったツェロフハデ族のためでした。娘たちの訴えがあって。

 ➁娘たちの訴え。― ツェロフハデは、マナセの子のマキルの子のギルアデの子のヘフェルの子です(民数記27章)。40年の荒野放浪後人口調査がされましたが、その後彼の五人の娘(マフラ、ノア、ホグラ、ミルカ、ティルツァ)は、モーセと祭司エルアザルと族長たちと全会衆の前に立って訴えました。「父は自分の罪によって荒野で死んだ。彼には男の子がなかった。そのため父の名がその氏族の間から削られるのか。私たちにも所有地を与えてください。」 と。モーセは主に尋ねました。

 ➂娘たちにも相続地が。― 主は「ツェロフハデの娘たちの言い分は正しい。」と言われ、以後の娘や兄弟や血縁者による相続を命じました。これは女性をも大切にしてくださる神様のお心の現われです。このモーセ時代の命令を受けてヨシュアのカナン占領後にまた、娘たちは祭司エルアザルとヨシュアと族長たちの前に進み出て訴えました。ヨシュアはそれに答え、ヨルダン西側に10の割り当て地をあてがいました。彼女たちの二度にわたる勇気ある公けの前での訴え。筋が通ったものならば神様は「言い分は正しい」と言って受け入れてくださる。袴田秀子さんのかくしゃくとした姿も神様の祝福に思えます。私にも握りつぶされた訴えがあります。「正しい」と言われる神様を信じて、勇気を頂きたい🙏

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