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‹ネゲブの流れ›-651-2021/5/9

「腹には苦い」黙示録10:8~11

それを取って食べなさい。それはあなたの腹には苦いが、あなたの口には蜜のように甘い。」              ー黙示録10:6~7ー                                                                                                                                                                   

昨年延期となり7月23日から開催予定の東京五輪ですが、コロナが収束せず中止の色が濃くなっています。2013年9月7日に決まったのですが、その頃「東京五輪はできないのでは?」と思いました。感というか聖書の義と悪の視点から予想したことが実際に起こることが多く、何とも重たい感じです。御言葉に生きるとは祝福があって喜ばしいだけでなく、重く苦々しいことも多いようです。ヨハネの経験から学びましょう。

➀御言葉への招きとその甘さ。― 先に七つの雷の声を書きしるすなと言った声がまた天から聞こえました。「御使いから巻き物を受け取りなさい。」と。ヨハネは御使いから巻き物を受け取り、言われる通りに読むのではなく食べました。それは口には蜜のように甘かったようです。聖書通読や聖書の学びを勧められて実行し、多くの恵みを頂いた思い出があります。御言葉は確かに蜜のように甘く、恵みに満ちています。

➁御言葉の苦さ。― 最近気が重い事が多く、恵まれて元気があった時を懐かしんでいました。しかし御言葉は食べると腹には苦いようです。御言葉の発想が染みつくと、自他の不義について鋭くなります。それを表明すれば敵が多くなり、迫害や世の悪への嘆きなど苦いことが多くなります。「神の言を食うて己が腹に苦汁の溢るるを経験しない者は、まだ神の預言者と呼ばれるにはふさわしくない」(矢内原忠雄)

➂御言葉を伝えよ。― 開かれた小さな巻き物を食べて腹が苦くなったヨハネは「もう一度、もろもろの民族、国民、国語、王たちについて預言しなければならない。」と言われました。御言葉の甘さと福音の恵みを味わい、なおかつ反逆者への神の審判の恐ろしさつまり御言葉の苦さを知った者はどうしても預言しなければなりません。預言とは御言葉を伝えることです。反感と憎悪の苦さが増すかもしれません。それでも、です。もはや時が延されることがなく、神の奥義が成就するからです!

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