‹ネゲブの流れ›-664-2021/8/8
「海からの獣=偽キリスト」黙示録13:1~4
「竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威を与えた。」 ―黙示録13:2b―
今日で東京五輪が終わりますが、本当にコロナの感染爆発が起きました。ずっと反五輪運動を注視して来て、気づいたことがあります。権力を持たない者の声は、それがどんなに有識者の声であっても多数の国民の声であっても届かないということです。権力者の決定は矛盾だらけでも絶対であり、改めて権力の恐ろしさを感じました。国家の後ろには悪魔がいると言われますが、竜(悪魔)の助太刀として現れた海からの獣が、まさに国家権力でもあるのです。その恐ろしさから学びましょう。
➀海からの獣の恐ろしい様相。― まるで怪獣です。十本の角と七つの頭を持ち角には十の冠があります。竜も七頭十角で、恐ろしい知恵と権勢は同様です。冠が頭ではなく角にありしかも七つから十になっており、人間を威嚇するための威勢の強さ、凶暴さが伺えます。また獣はひょうに似ており、足は熊の足のようで口はししの口のようであると。狡猾さ、破壊力、脅威を表しており、その姿を想像するだけでも恐いです。
➁獣は偽キリスト=国家権力である。― 獣の頭には神をけがす名があり、また竜から力と位と権威が与えられました。キリストが神から力と位と権威を受けて遣わされ神を崇めていたのと対照的です。また獣の一つの頭が打ち殺されてもその傷が直りました。これはキリストの復活の真似事であり、獣は偽キリストです。罪ある人間は強暴な力にこそ服従するので、偽キリストが国家権力となりえます。日本の現政権も警察権力、人事権、官房機密費などに支えられており、恐ろしいです。
➂獣への崇拝と服従。― 獣の頭の致命的傷の癒しは全地に驚きと服従と崇拝をもたらしました。「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と。この言葉は日本の軍国主義やドイツのナチスが台頭できた理由とも言えます。獣を拝むのはいのちの書に名の記されていない者であり、私達の拝み従うべき対象が問われています。力、地位、成功、富の所有者か?正義、公平公正の体現者か?決して獣を拝むことのないように!たとえ戦いに勝ち目なく、命を落とすとも!
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