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‹ネゲブの流れ›-667-2021/8/29

「もう一匹の地からの獣」黙示録13:11~15

「また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。」ー黙示録13:11ー

 コロナとの戦いが続く中で続々とあらわになって来る権力の悪。日本政府の悪だけでなく、世界の覇者を自認する米国の悪も気になります。沖縄での横暴に加えてアフガニスタンの問題も出て来ました。この箇所の獣は米国だと言う説教者もいる程です。あちこちに悪が蔓延している状況で、惑わされ支配されたら大変です。悪=悪魔の構図を知っておくことは有益です。悪魔の三位一体の三位の獣について学びましょう。

 ➀地からの獣(=偽預言者)の姿。― 世界を支配した海からの獣(=反キリスト)だけでなく、もう一匹の獣が地から上って来ました。その獣には小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言ったようです。海からの獣とは違ってやさしい小羊ふう。しかしマタイ7:15の「羊のなりをした貪欲な狼=偽預言者」です。凶暴さだけでなく柔軟さでからめとる悪魔の狡知。善良を装った偽預言者が身近に(地から)いませんか。

 ➁地から獣の働き。― この獣は海からの獣の手下でその獣を誉めて人々に拝ませました。また天から火を降らすような大きなしるしを行なって気を引き、人々に海からの獣の像を造らせました。さらにその像に息を吹き込んでものを言わせ、像を拝まない者を殺させました。かつて天皇崇拝の時代に御真影を火事で焼失したからと割腹自殺した校長がいたとのこと。天皇を神に祀り上げた地からの獣がいたようです。

 ➂現在の地からの獣。― 悪魔の三位一体では、この獣は聖霊に対抗する悪霊です。教会史上、悪霊は信仰を骨抜きにするために様々な偶像を教会に持ち込み、それを正当化する偽預言者を産みました。キリスト像やマリヤ像、絵画、大聖堂などがそうですが、現在は信者数や諸活動などの成果、教会や教団組織の維持も偶像化しています。愛や誠実さよりもこれらを大事にする地からの獣が教会を支配し、従わない真の信者を迫害しその信仰を殺している場合があります。偶像の背後には自己実現という我欲が隠れています。未信者の世界でも我欲が嫌煙される今日。小羊ふうの獣に惑わされず、真のキリスト信仰を保持!   

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