‹ネゲブの流れ›-714-2022/8/28
「都の宝石、真珠、純金」黙示録21:19~21
「また、十二の門は十二の真珠であった。どの門もそれぞれ一つの真珠からできていた。都の大通りは、透き通ったガラスのような純金であった。」 ―黙示録21:21ー
私は戦後生まれで、自由や平等が保障されたいい時代に生きていると安心していました。しかし昨今の自公政権の横暴ぶりを見ていると、富や権力に媚びないと自由も平等も得られない嫌な時代に逆戻りしたと感じます。今日の箇所には天国の宝石や真珠や純金が出て来ますが、私はこれらの宝飾品に縁も興味もない貧乏人です。地上でどう生き、これらの宝飾品とどう関わったら天の都に行けるのか、考えましょう。
➀天の都の宝石の土台石、真珠の門、純金の大通り。― 18節に続いて天の都の材料が示されます。城壁の土台石はあらゆる宝石(碧玉、サファイヤ、玉髄、緑玉、赤縞めのう、赤めのう、貴かんらん石、緑柱石、黄玉、緑玉髄、青玉、紫水晶)製です。十二の門はそれぞれ一つの真珠からできており、地上にはない巨大真珠製です。都の大通りは歩くにはもったいない透き通ったガラスのような純金製。高価、豪華、恒久。
➁地上の人生はどうあるべきか。― 岩の上に建てた家の話のように、人生の岩=土台石はキリストです。また14節にこの土台石に十二使徒の名が書いてあったとありました。キリストと十二使徒から倣うべきは自己犠牲的生き方です。地上では宝石を身につけない生き方こそが宝石に値する生き方と言えます。人生の門はどうでしょう?キリストは「狭い門からはいりなさい。」と言いましたが、苦しい狭い門からはいった人生が豪華な巨大真珠の門に通ずるのです。人生の通り道は? 足元には危険物がゴロゴロ、悪魔の罠や重荷となる同伴者も。それでも信仰と忍耐で歩み続けてこそ、天の都の純金の大通りに至るのです。
➂地上では宝石、真珠、金をむさぼるな!― これらは戦争や人殺し等の悪を誘発し、虜になれば人生を狂わされる代物です。火で焼き殺されたあの大淫婦が金と宝石と真珠で身を飾っていたことが印象的です(17:4)。地上で手にしても小さな物。天国ではその広大な建造物から純粋荘厳な美と輝きを味わうことができます。大体これらに心奪われた人は天の都には入れません。自分の宝は、天にたくわえなさい!
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