‹ネゲブの流れ>－732－2023/1/22

「安住の地＝天国まで」ヨシュア記１：１２～１８

「しかし、あなたがたのうちの勇士は、みな編隊を組んで、あなたがたの同族よりも先に渡って、彼らを助けなければならない。」　　　　ーヨシュア記１：１４ｂー

　現代は大変な時代で、引退しても老後の心配が続きます。お金や介護者の心配、そして最も怖いのが認知症です。９０歳の映画監督山田火砂子氏が「老後テレビばかり見ていたらボケる、人のため活動しないと」と言っていました。確かに活動している高齢者はすごく元気です。天国に入るにも同様に生涯現役で信仰の戦いを続け、落伍してはなりません。ヨシュアがイスラエル二部族半に語った言葉から学びましょう。

　➀持てるものに安住せず戦い続ける。― ルベン、ガド、マナセ半部族はモーセに無理を言って、ヨルダン川の手前に所有地を得ていました。その際モーセにイスラエルの意気をくじくと叱責され、ヨシュアも出発前に確認します。彼らのうちの勇士はすでに得た所有地に安住せず、全イスラエルの所有地獲得のため戦いに行かなければなりません。でないと罪となり所有地も失うことになります。私達も地上で得た成果や所有物に安住せず、それをよそに最期まで霊的戦いを続けなければ。

　➁同族の先頭で戦い助ける。― すでに安住地を得て生活が安定していた二部族半は力もあります。ヨシュアはその勇士に編隊を組んで同族より先にヨルダン川を渡り同族を助けなければならないと命じました。天国が近くなった信仰者には、経験、成果、所有物が与えられています。しかし信仰者には同様に天国を目指す同族＝信仰の兄弟姉妹や後輩がいます。経験を生かし、率先して信仰の戦いを戦い続け、兄弟姉妹の祝福の手助けをしなければ。キリストの体なる教会のために。

　➂徹底した服従。― 二部族半はヨシュアに答えました。「あなたの命じたことは何でも行なう、遣わす所どこへでも行く、モーセに聞き従ったようにあなたに聞き従う」と。さらに「逆らい聞き従わない者は殺されなければならない」とも誓いました。それはかつてモーセに戦線離脱がイスラエルを滅ぼす罪だと厳しく叱責されたからです。罰を恐れての服従です。天国行きの道には悪魔の誘惑や邪魔が横行中。御言葉と御霊への徹底した服従以外に勝ち目はありません。居眠りも油断も禁物！