‹ネゲブの流れ>-755-2023/7/2
「アイでの敗北」ヨシュア記7:1~5
「そこで、民のうち、およそ三千人がそこに上ったが、彼らはアイの人々の前から逃げた。」
ーヨシュア記7:4ー
続々と報告されるマイナカードの不具合から日本政治の危うさを感じます。反省せず突き進む首相や担当大臣の面々。他政策でも国民生活よりも一部の利権が優先であることが明らかです。国民が疲弊すれば国力も衰退するのに。気づいて警告する野党陣営の声もかき消され、権力者の罪悪への神のさばきに連座させられている感じがします。エリコ大勝利後、アイで敗北したイスラエルから罪の恐ろしさを学びましょう。
➀恵みの絶頂期の危険性。― 木登りは登る時より降りる時の方が危険だと言われます。緊張して努力して大事を成し遂げた恵みの絶頂期には様々な危険があります。気の緩みからふさわしくない罪に陥るからです。ヨシュア記7章1節の「しかし」は意味深長です。6章27節にイスラエルの大勝利のうわさが地にあまねく広まったと記され、恵みの絶頂でした。しかしアカンの罪と神の怒りが記され一気に下降線です。最も有名な戦士ヨシュア率いるイスラエルにしての大失態。がっくり。
➁絶頂期に陥りやすい罪。― この時の罪はアカンが聖絶のもののいくらかを取った罪でした。まず「欲」です。難攻不落のエリコでしたからその中にはかなりの宝物がありました。主の宝物倉に運ぶべき多くの銀金に目がくらみ、その中から自分のために取ったのです。またアカンは大勝利に乗じて気が大きくなり聖絶の戒めを厳密に順守することを軽視したと思われます。恵みの絶頂期に陥りやすい「高慢」です。
➂神の怒りと敗北。― アカンは取った銀金を自分の天幕に隠しヨシュアには気づかれませんでした。しかし神は全てお見通しで、主の怒りがイスラエル人に向かって燃え上がりました。そして続く小さな町アイとの戦いにおいて敗北を帰しました。エリコ同様に偵察し適切な兵力を送りながらのまさかの敗北です。大勝利に乗じて油断したとも言えますが、この敗北は神の怒りゆえ。人生の不毛や失敗も「欲」と「高慢」から来そうです。政治家の「欲」と「高慢」も問題ですが、まず自分の「欲」と「高慢」に気をつけたいと思います。へりくだって仕え与えることを徹底!
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