‹ネゲブの流れ>-776-2023/12/3
「願いが聞かれた」ルカ1:5~23
ールカ1:13ー
イスラエル戦争の休戦は7日間で終わり空爆が再開しました。命の危険に晒されているパレスチナ人も歴史的迫害の怨念を抱えたイスラエル人も、ともに深刻な祈りと願いを抱いていることでしょう。存在に関わる深刻な願いがかなえられることは幸いです。キリストの先駆者ヨハネの誕生はザカリヤの願いの成就でした。私達の願いも聞かれたい。
➀祭司ザカリヤの願い。― ザカリヤは神に仕えイスラエルの民のためとりなす祭司でした。ローマの属国状態やユダヤ教の腐敗状態を憂いながら務めを果たしておりイスラエルの慰めという国家的願いがあったことでしょう。同時に個人的には年とってもなお妻エリサベツとの間に子がなく、子の誕生も大きな願いでした。
➁不可能な限度まで。― ザカリヤ、エリサベツともに神の御前に正しく、主のすべての戒めと定めを落度なく踏み行なっていて、神の祝福を受けるに申し分ない夫婦でした。しかしエリサベツは不妊で子がないままふたりとも年をとってしまいました。もう子供ができない年齢になっていたことは、ザカリヤの御使いへの言葉「もう年寄りですし、妻も年をとっております。」から解ります。私達にも、深刻な願いにもかかわらず実現不可能な時期になっても聞かれていない、そんな祈りがあるのでは。
➂偉大な神の業は時間がかかる。― 長く忍耐して正しい信仰を保って来たザカリヤ夫婦に与えられた子供は、救い主キリストの先駆者である洗礼者ヨハネでした。彼はすぐれた者、生まれる前から聖霊に満たされた者でイスラエルの多くの民を主に立ち返らせる働きをしました。またその死は正義の主張ゆえに首を切られたという勇敢な死でまさにキリストの十字架の先駆でした。誕生の知らせの異象(父が神殿で香をたく時に御使いが現れて告げた)、不信仰な父が話せなくなったこと、奇跡的高齢出産とまさに奇跡続きの神の業でした。長く祈って来ても聞かれていない願いしかも存在に関わる重大な願いがあるとしたらそれは偉大な神の業の前ぶれかもしれない。期待したい!中東の平和も🙏
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