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‹ネゲブの流れ>-789-2024/2/25

「ルベン部族の相続地」ヨシュア記13:15~23


「モーセはルベン部族の諸氏族に相続地を与えた。」 ーヨシュア記13:15ー

 

  毎冬地域の中学校で数学のボランティアをしていますが、最近趣味で難関中高の算数や数学の入試問題を解いています。私には難問で、国会で聞く賢い政治家や官僚の誤魔化し答弁は悪知恵によると解りました。悪賢さでなく賢さと正しさを備えたリーダーを待望します。そんなリーダーの模範がモーセですが、ヨルダン川の手前のルベン部族が相続した地はモーセゆかりの良い地でした。恵みを学びましょう。

 ➀ヤコブの長子ルベン部族。― ルベンはレアによるヤコブの長子でした。兄弟がヨセフを殺そうとした時には、ヨセフをかばった優しい所がありました。しかし父ヤコブのそばめビルハと姦淫を犯し長子の権利を失いました。それでも長子なのでしょうか、ヨルダン川手前の三つの相続地の最初にルベン部族の相続地が出てきます。モーセにこの地を相続したいと自ら申し出た(民数記32章)のも長子らしいです。

 ➁豊かな地。― ルベン部族やガド部族は非常に多くの家畜を持っていました(民32:1)。その家畜に適した場所だからと言って、相続を申し出たのです。緑が豊かな土地だったのでしょう。現在のヨルダンですが、今でも農業が盛んなようです。多くの町々があり、エモリ人の王シホンが支配していました。豊かな良い地を真っ先に相続できたのです。

 ➂モーセゆかりの地域。― たくさんの地名の中にベテ・ペオルとピスガの傾斜地とあります。ピスガの頂は入ることが許されなかったモーセがヨルダン川向こうの約束の地を眺め、死んだ場所です。顔と顔を合わせて神に選ばれた史上唯一無二の預言者モーセ。彼でさえも一つの不信仰ゆえに約束の地に入れなかった厳粛さ。岩に命じるべき時に岩を打ったという痛恨のミス。また偶像化を避け墓が知られないように葬られたというベテ・ペオルの地もあります。モーセは律法の限界を示しヨシュア(=イエス)が約束の地を与えるとも言われます。しかしモーセには倣うべきことが多いです。神に従い誠実に生き抜き、滅びに至る痛恨のミスだけは避けたいもの。また受け継いだ信仰を誰かに残せたら🙏

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