‹ネゲブの流れ>-790-2024/3/3
「ガド部族の相続地」ヨシュア記13:24~28
「モーセはまた、ガド部族、ガド族の諸氏族にも相続地を与えた。」
―ヨシュア記13:24ー
この数年政権の腐敗がひどく国会中継を注視しています。正論を説く野党が数の力で負け続けていますが、一昨日の衆院本会議は感動的でした。山井議員が3時間弱のフィリバスターをしたからです。ヤジを話題の種にし議長の注意も取り込んで話す精神力は圧巻でした。また暖かい人柄は嫌味がないのです。愛と精神力。信仰者として相続すべき人柄もこれら。ガドは良い地を相続し強い部族でした。学びましょう。
➀レアの女奴隷ジルパによるヤコブの七男ガド部族。― ヤコブは望んだラケルだけでなく騙されて姉のレアもめとり、二人の間で死に物狂いの子産み合戦が続きました。レアが三人、ラケルの女奴隷ビルハが二人の男子を産んだ後、レアも女奴隷ジルパをヤコブに与えガドが生まれました。ガド(=幸運)という名は「幸運が来た」と喜んだレアによって名づけられたものです。名前だけでなく、ヤコブからも(創世記49:19)、モーセからも(申命記33:20~21)祝福の言葉を受けています。
➁最良の地を相続。― 申命記33:21には「自分のために最良の地を見つけた。」とあります。ガド部族も家畜を多く持っておりヨルダン川東岸が敵地で、ルベン族とともに相続を申し出ました。アモン人の地を支配していたヘシュボンの王シホンを打ったことでその支配地をルベン部族と分けました。ヤボク川の地で豊かな地だったようです。ダビデが息子アブシャロムから逃れて行ったマハナイムの地も含まれています。
➂軍事的強さと正義と公正の先頭。― モーセは先に相続地を得た二部族半に、以後の戦いにおいて先頭に立って戦いに出て行くように命じました。ガド部族はそれを実行し実際その軍事力も強かったようです。「指導者の分…民の先頭に立ち」(申33:21)とある通りです。偶像崇拝と不義に満ちたカナンの地を聖絶する戦いは、「主の正義と主の公正を行なう」(同21節)戦いでした。また後にガド部族から一人で百人千人に匹敵する勇士らがダビデに味方しました(Ⅰ歴代12:8~14)。幸運、最良の地、強さ、正義と公正。私もぜひ、これらを相続したい🙏
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