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‹ネゲブの流れ>-797-2024/4/21

「ネゲブの地に泉」ヨシュア記15:13~19


「『私に祝いの品を下さい。あなたはネゲブの地に私を送るのですから、水の泉を私に下さい。』そこで、彼は、上の泉と下の泉とを彼女に与えた。」                 ―ヨシュア記15:19―


 毎週のこの説教要旨を「ネゲブの流れ」と題しています。これは詩篇126:4の「主よ。ネゲブの流れのように、私たちの捕われ人を帰らせてください。」から、困難な地での恵みのメッセージの意味です。今日の箇所には「ネゲブの地」「水の泉」との言葉が出て来ます。ネゲブ砂漠のデビルを攻め取ったオテニエルとその妻アクサの信仰に学びましょう。

 ➀カレブの弟オテ二テルの勇敢な信仰。― カレブはヘブロン攻略の後その西のデビル(以前はキルヤテ・セフェル)に攻め上りました。その際「この町を打って取る者には娘のアクサを与える」と言って勇者を募りました。それに応じたのがカレブの弟のオテニエルで、彼は後に士師(士師記3:9)として用いられた程の勇者でした。戦いの指揮者に名乗り出、それを成し遂げた信仰の勇者。信仰には積極性や大胆さが必要。

 ➁娘アクサの聡明な信仰。― カレブの娘を妻にするということはカレブ一族において重要な地位を占めるということです。オテニエルは結婚の際、アクサをそそのかしてデビルの町だけでなく畑を求めさせました。畑をたくさん所有すれば作物を得、富むことができます。畑には水が必要。そこでアクサは父に「ネゲブの地に私を送るのですから」と言って、祝いの品として水の泉を求めました。ネゲブ(=南)の地は太陽が照りつける灼熱の砂漠地帯です。必要なものをわきまえている聡明さです。

 ➂人間に必要な、上の泉と下の泉。― 水の泉を求めたアクサに対して父カレブは上の泉と下の泉の二つの泉を与えました。父カレブ同様父なる神も気前がよく恵みは私達の求め以上です。また二つの泉は静まって上なる神と交わって頂く霊的恵みの泉と、日常の大事な仕事や雑事の中で経験する恵みの泉とも言えます。水は物質的命に必須ですが、精神的霊的命に必要なものも水、川、泉などで表現されます。最近忙しさから離れ神と交わりながら、過去の奉仕や育児の中に気づかなかった恵みを発見したり、ときどきに語られた御言葉を思い出したり感謝の発見が多いです。人生の荒野を神を信じて歩めること=幸い😊


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