‹ネゲブの流れ>-798-2024/4/28
「ユダ部族の町々」ヨシュア記15:20~63
「ユダ族は、エルサレムの住民エブス人を追い払うことができなかった。 それで、エブス人はユダ族とともにエルサレムに住んでいた。」ーヨシュア記15:63ー
昨年10月7日に始まったガザ戦争は残虐さを増し、世界中でフリーパレスチナの声が上がってもネタニヤフ政権は侵攻を止めません。ユダヤ人は旧約聖書の神の民で、ヨシュア記の約束の地獲得はカナン人を聖絶して実現しており、戦後のイスラエル建国や入植に似ています。王族となるユダ部族の相続地には123個もの町がありました。良い地を相続しながら没落した王族。祝福持続の原則を再確認しましょう。
➀123(115)個の町々。― ユダ部族の相続地には11地域123個の町々がありました。ヨシュア記の記述では第1地域に36個の町名を挙げて29の町とし第2地域に15の町名を挙げて14の町としており、その計算では115個の町となります。いずれにしても未開の地の開拓ではなく、多くの住民が住んでいた地域の占領、しかも住民を聖絶しての占領だったのです。カナン人の罪が神の怒りを買って滅ぼされたわけで、神の前の正当性、神からの祝福という点で問題なしでした。
➁かつて偵察に入った巨人(アナク人など)の町々。― この地は40数年前に偵察隊が入った地域で、そこで産するぶどうはふたりで棒でかつがなければならない程大きくて、まさに乳と蜜が流れている地域でした。そのためアナク人などの住民は巨人で、イスラエル人は恐れて不信仰な撤退を選んだのでした。40年を経て世代交代と指導者交代をし、ヨシュアに神からの命令が下り続け、数々の奇跡を伴って、良き地が占領されて来ました。銀、金、青銅、鉄などを戦利品として奪いながら。
➂追い払えなかったエブス人。―町の列挙の後、エルサレムの住民エブス人について「追い払うことができなかった」と記されています。エブス人はダビデの時まで残りました。神が聖絶を命じたのは偶像崇拝や不道徳などの罪を真似ないためでした。開拓され町々ができていた豊穣な地を相続しながら、先住民の罪を真似て行ったユダ部族。ダビデに一つソロモンに多くのほころびが生じ以後没落して行きます。ネタ二アフ政権に罪がないのか? 私にも罪があったら、祝福は失われる😥
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