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‹ネゲブの流れ>-800-2024/5/12

「エフライム族の相続地」ヨシ16:5~10


「彼らはゲゼルに住むカナン人を追い払わなかったので、カナン人はエフライムの中に住んでいた。」

                    ーヨシュア記16:10ー


 少子化と都市集中化が進んだ日本では、将来消滅する市町村が何百と言われています。現在でも山地や農地の相続放棄が起きていて、命懸けで土地を戦い取った昔とは大違いです。土地利用の問題は食料問題でもあり昔に戻る必要があります。肥沃な相続地=祝福は確かです。最も祝福されたエフライム族から祝福維持について学びましょう。

 ➀エフライム族=実り多い者。― エフライムはエジプトで生まれたヨセフの次男で、ヨセフは「神が私の苦しみの地で私を実り多い者とされた。」と言ってエフライム(=実り多い者)と名付けました。ヤコブは孫のマナセとエフライムを祝福する時、手を交差して右手をエフライムの頭に置き長子として祝福しました。実際信仰の勇者ヨシュアが出、最も肥沃な北パレスチナの地も相続しました。その後ヤロブアムも出、北イスラエル王国の政治的宗教的中心の地となりました。ヤコブの祝福「ヨセフは実を結ぶ若枝、…その枝は垣を越える。」(創49:22)の実現です。 

 ➁ゲゼルに残したカナン人。― 旧約の歴史は祝福維持の難しさを示しています。エフライム族は最も祝福された部族のはずなのに北イスラエル王国の最後は悲惨でした。初代王のヤロブアムが勝手に金の子牛と祭壇を造り祭司を任命して偶像崇拝を行ない、それが続いて神の怒りを買い続けました。その罪の芽がゲゼルに住むカナン人を追い払わなかったことに見られます。ヤコブが繰り返し祝福は神によると宣言したにもかかわらずでした。「あなたを助けようとされるあなたの父の神により、また、あなたを祝福しようとされる全能者によって。」(創49:25)

 ➂永遠の祝福を求めて。― エフライム族は捕囚後失われた10部族となり世界中に離散しました。キリストは全人類の救い主です。エフライム族に約束された祝福は「永遠の丘の極みにまで及ぶ。」(創49:26)と言われています。離散した神の民の永遠の救いを祈ります。また私達は決してヤロブアムに倣ってはいけません。近代的人間的祝福に甘んじ、創造と信仰の原則をおろそかにしてはいけない。超危険⚠


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