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‹ネゲブの流れ>-811-2024/7/28

「幸せとは?―アシェル部族」ヨシュア記19:24~31


「第五番目のくじは、アシェル部族の諸氏族に当たった。」  

                   ーヨシュア記19:24ー


 情報過多の現代は、主義信念の真偽だけでなく事実の真偽についてもフェイクが多く、判断が難しい混沌とした時代です。その中を幸せや満足を感じながら生きるのは、至難の業です。私も幸せを願ってキリスト教信仰を貫いて来ましたが、信仰を貫いた故に予想外の苦難に遭遇しました。「幸せな」という名を持つアシェル部族。その祝福から「幸せとは?」を考えてみましょう。そして私達の人生が幸せであるように。

 ➀レアの女奴隷ジルパによる第八子。― アシェルはヤコブの第八子。子産み合戦でレアが四人、ラケルの女奴隷ビルハが二人産んだ後、産まなくなったレアが自分の女奴隷ジルパを与えて生まれた二番目の子です。レアはジルパの一番目の子ガドを「幸運が来た。」と喜び、アシェルを「なんとしあわせなこと。女たちは、私をしあわせ者と呼ぶでしょう。」と喜びました。「アシェル=幸せな」。二人の母に愛された幸せ者でした。

 ➁豊穣と愛に恵まれて。― 第五番目のくじでアシェル部族が相続したのはカルメルからツロ、シドンに至る地中海沿いの豊かな平地。町々からカナン人を追い払えませんでしたが、地中海貿易も含め地の豊かさを存分に味わいました。ヤコブの祝福「その食物が豊かになり」モーセの祝福「その足を、油の中に浸すようになれ」の通りです。この地はオリーブの産地でもありました。正妻レアびいきの子で兄弟にも愛され、「最も祝福されている。」(申33:24)と言われる程。幸せの基礎固め。

 ➂敵から守られ生涯力強く。― 人生初期には豊穣と人間愛が有効ですが、成熟期から思わぬ敵に出会うのが常です。信用できるか否か、味方か敵か。交渉窓口のかんぬきが大事です。主はそれを鉄か青銅制の強固なものにしてくださると。また成熟期以降の活動には様々な力が必要。体力はもちろん気力、自制力、忍耐力、知力、分析力、判断力…。モーセの祝福「あなたの力が、あなたの生きるかぎり続くように。」(申33:25) 敵から守るかんぬきと結実のための多方面の力を得て幸せは完成する。やはり幸せは、全能の支配者なる神から来る。感謝‼

 

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