‹ネゲブの流れ>-813-2024/8/11
「ダン族の相続地」ヨシュア記19:40~48
「第七番目のくじは、ダン部族の諸氏族に当たった。」
ーヨシュア記19:40ー
沖縄は基地問題で大変な犠牲を強いられており米兵の暴行事件も多いです。先日国会で上川外務大臣が事件の県への通報の遅れについて追及されました。氏はカトリックのクリスチャンですがその答弁は形式的で冷たくクリスチャンと思えませんでした。最近は形式的で冷たい牧師が多く、信仰が変質しているように思えます。ダン部族はイスラエルに信仰の変質をもたらした民族です。反面教師として学びましょう。
➀ラケルの策による第五子。― ダンはラケルの女奴隷ビルハによるヤコブの第五子です。この出産は姉に勝ちたいラケルの人間的策によるもので、信仰的に問題がありました。ラケルは「神が正しくさばいてくださり」と言ってダン(=さばく)と名付けましたが、彼はヤコブから「蛇やまむし」に例えられており、蛇のような狡猾さや残虐さを持っています。
➁相続地。― 第七番目のくじでダン族が相続した地はユダ族の北の地中海に面する地域です。しかしダン族はこの地を所有できずエモリ人によって山地に追いやらました。そこで北の果てに斥候を送り、レシェム(ライシュ)の地に異国人が穏やかにしかも孤立して住んでいるのを発見し、残虐にも剣で打ち町を焼きその地を奪いました(士師18章)。その狡猾さは「道のかたわらの蛇、小道のほとりのまむしとなって、馬のかかとをかむ。」(創世記49:17)の通りです。そこをダンとしました。
➂偶像崇拝の災禍。― ダン族は北の地を奪う際、途中でエフライムのミカの家から彫像と祭司ヨナタン(モーセの孫)を取って行き、独自の信仰を作りました。拝むのは同じ父祖の神でも彫像を使ったら偶像崇拝です。後にはヤロブアムによってダンに金の子牛の像が置かれました。これも偶像。偶像を伴った神信仰は変質信仰です。黙示録7章でダン族は印を押された部族にいません。天国も危うい。最近教会に自己実現や成功という偶像が入り、信仰が変質して来ています。純粋な信仰者には愛はあっても冷たさはありません。冷たさは死せる偶像由来。ラケルの狡猾、ダン族の偶像や残虐を遠ざけ、真の信仰を保ちたい ✝
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