‹ネゲブの流れ>-814-2024/8/18
「ヨシュアの相続地」ヨシュア記19:49~51
「この地について地域ごとに、相続地の割り当てを終えたとき、イスラエル人は、彼らの間に一つの相続地をヌンの子ヨシュアに与えた。」 ーヨシュア記19:49ー
不倫と秘書給与詐取の広瀬議員がやっと辞職しました。他にも辞職すべき政治家だらけの腐敗政界。故郷佐渡に江戸時代の一揆首謀者26人を祀る佐渡一国義民殿があります。その身分は村の名主。凶作でも困らない名主らが百姓の困窮を見るに忍びず、死罪覚悟で蜂起し幕府に直訴したのです。民の上に立つリーダーとは?カナン占領の指導者ヨシュアは全部族の相続完了後、相続地を得ました。学びましょう。
➀ヨシュアの相続は最後だった。― ヨシュア記19章まで続いて来たカナンの地占領の戦いと各部族の相続地割り当ての最後に、何と指導者ヨシュアの相続地割り当ての記事が出て来ます。「相続地の割り当てを終えたとき」との言葉に、真のリーダー像が伺えます。思えば偵察時の同僚カレブは真っ先に相続地を求めました。カレブは勇者の見本でしたがリーダーではありませんでした。リーダーは所有より民を導く仕事が優先です。詐取?裏金?何と情けないリーダーしかいない日本。
➁自分から言い出さず民から与えられた。― ヨシュアは自分も相続地の割り当てが欲しいと言い出しませんでした。イスラエル人つまり民が神に導かれてヨシュアに求める町を与えたのです。欲のない自己放棄の姿勢。「そうですか。私もいいですか?」と最後に受け取る謙遜さ。ヘブル語のヨシュア=ギリシャ語のイエスで、ヨシュアはイエス様に似ています。与え続けて生命をも差し出して下さったイエス様。祈りが聞かれない、あれがない、これがないとつぶやく欲心を抑えたいものです。
➂求め受けたのは「輝く地」。― ヨシュアが受けたティムナテ・セラフ(有り余るほどの地)は士師2:9ではティムナテ・へレス(太陽の地)となっています。この地はエフライムの町で、両名から祝福された地であることが解ります。欲心なく忠実に神の働きを行なった者が受ける分は永遠に輝く地なのです。ヨシュアにならい、イエス様にならい、さらに佐渡の義民にならい、謙遜に他者に与え、仕え切る歩みをしたいものです。それでこそ真のリーダー。永遠に輝く天国の相続人。謙遜こそ祝福💎
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