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<ネゲブの流れ>-883-2025/12/14

  • 執筆者の写真: Kotomi Kani
    Kotomi Kani
  • 9 時間前
  • 読了時間: 2分

「コロサイの兄弟たちへ」コロサイ1:1~2


「神のみこころによる、キリスト・イエスの使徒パウロ、および兄弟  テモテから、コロサイにいる聖徒たちで、キリストにある忠実な兄弟たちへ。」

               ーコロサイ1:1~2aー


 12月はクリスマスと歳末を迎える月で、何かと人とのやり取りがあります。デジタル化で手紙や電話よりもメールやラインが使われますが、意思伝達である以上相手への配慮や思いやりが大事です。パウロは自分が開拓した教会ではないコロサイ教会に誤りを指摘する手紙を書きましたが、かなりの愛の配慮をしています。さすがです。学びましょう。

 ➀差出人。-コロサイ教会はパウロの第3次伝道旅行のエペソ伝道中に救われたエパフラスによって始められました。彼はコロサイ出身者でパウロの指導下で故郷伝道をしたのです。パウロはこの教会を訪れていませんが、後にローマ獄中で教会の誤りを聞き手紙を書いたのです。誤りの指摘には権威が必要で、冒頭から使徒職がキリスト・イエスからのものだと強調しています。しかし権威だけでは聞き手が引いてしまうので、パウロを手伝っていた心優しい兄弟テモテの名も連ねました。   

 ➁宛先。-手紙の目的は誤りの指摘ですが、パウロはまず「コロサイにいる聖徒たち」と呼んで信徒たちを尊重しています。コロサイの町はかつての繁栄が去り小さな町となっており、信徒たちは劣等感を持っていたようです。聖徒とは聖化の度合いではなく神に召され選別された神の民という身分を意味し、召命の尊さを意識させようとしています。さらに「キリストにある忠実な兄弟たちへ」と呼んで、その信仰の忠実さを誉め、パウロやテモテとつながる神の家族であることを強調しています。手紙を送る相手を尊重し、大切に思う。コミュ二ケーションの基本です。

 ➂はじめの祝祷。-序文に祝祷の挨拶があります。「どうか、私たちの父なる神から、恵みと平安があなたがたの上にありますように。」 パウロはキリストの権威を帯びた神に近い使徒でしたからその祝祷には効力があります。今この祝祷を読む私達にも恵みと平安が注がれるでしょう。一人で信仰を保ち、聖化も未熟な私。それでも聖徒、忠実と言って下さるパウロ。誤りの指摘はだいぶ先で、それまで信仰の基本が語られます。学んで誤りやずれを補正し、私達も恵みと平安を頂きたい🙏

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