〈ネゲブの流れ> －543－2019/2/17

「害になる集まり」Ⅰコリント１１：１７～３４

「あなたがたの集まりが益にならないで、かえって害になっているからです。」　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―Ⅰコリント１１：１７―

　キリスト教会の集まりは、本来愛と平和に満ちた有益な集まりであるべきです。傷ついた人が癒され、悩む人が確かな歩みを踏み出せるようになる、それが教会の集まりのはずです。私が信仰初期に出席していた教会はそのような集まりでした。しかしそうでない教会の集まりが私の経験からもありましたし、教会誕生から間もないコリントの教会でもあったらしく、パウロから叱責を受けています。「集まりが益にならないでかえって害になっている」とのパウロの言葉の前に、集会や活動のあり方を吟味しましょう。

　①愛の配慮により差別を避ける。―　当時のコリントの教会では聖餐と愛餐がともに行われていました。それは貧しい者への慈善的配慮から分け合うということで始められたようです。しかし回を重ねるうちに、富める者達が先に会食を始め、後で参加した貧しい者達には食べる物がなく惨めな思いをするという状態になっていたようです。パウロはそのことを厳しく指摘し、神の教会を軽んじていると言っています。教会には様々な人が来ます。経済状態や家庭環境の差もあります。貧しい人や困難を抱えた人への配慮には苦心苦慮する必要があります。

　②教会の聖さを汚さない。―　教会は聖霊が臨在する聖い所です。そこでの会食にはわきまえが必要です。パウロは「みからだをわきまえないで飲み食いするならば、その飲み食いが自分をさばくことになります。」と言っています。飲食において貪欲や贅沢、感謝を欠く態度などに気をつけるべきでしょう。また飲食だけでなく、伝道的集まりにおける活動内容にも教会としてふさわしいかを吟味しないといけないでしょう。参加者への注意を怠ることは、地の塩の働きを放棄することになります。人集めを優先すると大傷を負うことになりそうです。

＜今週の予定＞

・１８日（月）Pm6:00～　学習クラス（小）

・１９日（火）Pm１:30～幼児英語・幼児預かり

・２０日（水）Pm3:30～　学習クラス（中）　

・２１日（木）Pm7:30～　聖研祈祷会

・毎日Am6:00～6:30　早天祈祷会