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<病のいやし> -3-「怖かった父を赦す」

 デボーションの手引き「荒野の泉」(5月13日)に「平和と勝利の道は、あらゆる環境とあらゆる試練を直接に愛の神から来たものとして受けとることである。」とあります。前回私の恐怖感の強さは幼少期に体験した怖い父親のせいだと書きました。恐怖感の強さ⇒人依存⇒ハラスメントというサイクルで20年間精神病を患ったのは父のせいなのか? 最近、怖かった父と私の恐怖感の強さという弱点も愛の神から来たもので意味があると思えて来ました。それは最近の二つの恐怖体験と、父の置かれた環境である佐渡の歴史を調べたことによります。

 恐怖体験の一つはコウモリ恐怖症です。夏中我家にコウモリがやって来て、毎朝家の周りに糞を落とし、遂には壁の隙間に入るのを発見しました。玄関を出て糞を見るだけで恐怖だったのが、隙間に入るコウモリと格闘したせいで激しい恐怖症になりました。今までは怖いことがあると家族の誰かに何とかしてもらっていましたが、ここは祈って自分で何とかしなければということで、色んな業者に電話をし、害獣駆除対策をしてもらいました。祈りが聞かれるまでには長くかかりましたが、今はコウモリから解放されました。もう一つの恐怖は、財布とスマホの盗難事件です。紛失後の処理を考えたら怖くなってとても動揺しました。それでも落ち着いて祈ってできることをしようと探索などしていたら、警察が家まで届けてくれました。この件も祈りが聞かれビックリでした。神依存で大丈夫!

 佐渡の歴史調査からは父の大変さが解りました。父は頭が良くて貧農家から名門の佐渡中学(当時は多数の偉人を輩出)に通いました。帰宅後は農作業のため勉強時間も取れず、卒業後も進学は論外で農家を継ぎました。才能を埋もれさせた。しかも30歳で私の祖父を亡くし、相続したのは建て替え必要な古い納屋と家と少しの貯金でした。冬は出稼ぎに出、納屋と家を新築し、勤勉に農業に励みました。相当頭を悩ませ、苦労し、イライラして怒っていたのでしょう。家督制度に縛られしかも継いだのは貧農家、という苦労。しかし受け継いだものを守って全うした父。私も受け継いだもの、良きも悪しきも、確かに受けて全うする必要があるかと。それは、恐怖感の克服でもあります。動物恐怖症、トラブル恐怖症の次は「怖い人の叱責恐怖症」の克服かと思っています。(2024.12.4)


 

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